2008年8月30日土曜日

暴力

こんにちは。ゼネラルヨガ ユニヴァです。


ビートたけしが好きだ。厳密に言うと昔のたけしの方が好きだ。


今度映画を公開するらしい。今度の映画はおもしろそうだ。キッズ・リターンは面白かった。あとの映画は観ていないのでよくわからん。観たのかもしれないが、覚えていない。


今度の映画はキッズ・リターンと同じ位おもしろそうです。お笑い芸人は大物になっちゃうと面白くなくなるけど、もう映画を頑張って作ってください。


たけしの「振り子の論理」がいい。この人は多方面に自分を振っているんだろうなと思います。古典落語の志ん生は、「高座に座る姿そのものが一枚の絵であり、落語である」と言われたそうです。酔っぱらって高座にあがって、居眠り始めても客はそれを眺めて楽しんでいたとか。「めったにみれない」と。CDでしか聞いた事ないけど、そんな事しらずに、子供の頃、選んで聞いていたのは志ん生の落語のテープが多かった。話し方が間抜けで面白かったから。親父の落語のテープね。落語はSF。右脳教育は落語でお願いします。

たけしはよく暴力を題材に扱う。誰もが避けたい暴力。偉い人が、凄く偉い話をしていたりする。ふと、思う時があるんだが、「この人はやくざにからまれたら、どんな対応するんだろうか?」人間的魅力って言うけど、詰まる所は、暴力に対して免疫をつけるとか、それを見てみぬふりをしない事だと思う。頭がいいとか、ビジネスで成功しているとか、出世しているとかそれは全く関係ないような気がする。有名人とかね。関係ない。

イギリスの皇太子が、なんで軍隊に入隊するのかっていうのは、そういう事なんだよね。西洋の支配者層は学校の勉強よりスポーツして身体を鍛える事の方が大事だったりとか、風格とか身長が高くて、立派な体格しているとか。頭の良し悪しでなく、本能的な所。

戦争とか暴力ってのは、足がすくむ。事実、おっかない人から凄まれたら、すぐ胃が痛くなって、正露丸飲んじゃうタイプです。若い頃は年に5、6回飲んでいた。おっかない客が多かったんだ、昔は。ちくしょう。足を踏み入れる必要はないけど、そういう世界があるのは理解しておかないと、格好悪すぎる。

じゃあどうすればいいんだって。いつも僕は思っている事がある。実践できているかは分からない。他人から見て違うなら違うだろうし。例えば、おばちゃんスクーターが僕の車の前に横入りしてきて、「このババアがっ!」ってクラクションをしつこく鳴らすけど、黒塗りのベンツが横入りしてきても、何もクラクション鳴らさないっていうのはないようにしたい。だったら、おばちゃんスクーターにも最初から鳴らさない。

僕は暴力に対して強くない。だから、誰に対してもそういう時、対応を替えないという点で、暴力とかに対抗するしかないんじゃないかと思っている。僕も男の子だから、そういう心構えくらいは持ちたい。

いわゆる非暴力、平和というのはヨガでは大きなテーマだろうが、ガンディーの話になったりとかなんだけど、実際、得も言えぬ魅力を発するやくざの親分とかと3ヶ月位過ごしてみるとかの方が、てっとり早く、そういう大きなテーマについては、理解できると思う。ガンディーもマーティンルサー牧師も、とっても勇敢で素敵だけど、腹に落ちるまでではない。

志ん生の落語のテープっていうのは、非暴力を説いているよい説法なんだ。たけしのうんざりするほどの暴力映画も、見てみぬふりするなって、非暴力を説いている映画かな。

非暴力っていうのは、本読んだくらいで説けるものではない。

恥じ入るばかりの日々を送っている。














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