2014年9月22日月曜日

パンク女その2

前回の写真はちょっと可愛過ぎました。

この人をもっと汚くした感じ


顔もうろ覚えなんですよ。淡い恋と呼べるものかどうかわかりませんが、メキシコ系の白人だったと思います。変な色のついた髪型だけ覚えてる。

ちょうどゲーセンで対戦していた時、いつも通り勝って次の挑戦者が来ました。

「なんだ、女かよ。うぜーからとっとと秒殺してやるぜ」と思った挑戦者がそのパンク女でした。ごめん、名前も思い出せない。

とっとと終わらせようと思ったら、邪魔してくるんです。体ごとぶつかってきたりして、操作させないんですよ。

そんな事してくる奴はいなかったので、僕もびっくりして・・途中で奇声はあげるは、Fワード連発するは、言葉で威嚇・挑発してくるし、ナイーブな僕はもうそれで、戦意喪失。

途中で、ゲームヤメて、「ハイハイ、アンタの勝ち」と試合放棄しました。

そしたら、そのパンク女、こともあろうか追いかけて来て、「Fuck you!!」っておもいっきり、目の前で中指立てられて。

「うそーーーーん」

何があったのか、どうしていいか分からず、とりあえずゲーセンを出て、ちかくのマクドナルドに逃げ込み、ドキドキを抑えました。

あのまま喧嘩ふっかけられたら多分負けてた・・・けっ、女なんかに本気になれるかよ・・様々な想いが・・

もういなくなっただろうと時間をたっぷり潰して、またゲーセンに戻りました。もういなかったですね。

何日か後、すっかり忘れてまた気分よくゲームしてたら、また来てるんです、あのビッチ!!トサカ女!

「自然体で、自然体で。何事もなかったかのごとく・・早く終わって帰ってもらおう」と接待プレイしました。また中指目の前で立てられたら敵わんしね。1ラウンド位は負けてやったりとか。

でも、また体をぶつけてくるんです。これは癖なんだろうと、汚い言葉は吐かなかったので、そのまま我慢して彼女との対戦を終わるのを待ちました。

そのパンク女が、何度も何度も負けても挑戦してくるんです。

「困ったなー」と思いながらも、何度も対戦していると、変な話、隣同士ですから、なんか女性のいい匂いがするし、ぶつかって来る体は柔らかいし、意外とよく見ると可愛い。まつげに小さいパチンコ玉埋め込んであったりしますが、よくみりゃ可愛い。

よく考えると僕に積極的に話しかけて来る若い女性っていないんですよ。それなのにこのパンク女は何故か僕に気があるのか、やたらと僕に話しかけて来る。

僕と一緒にチキンウィング食べに行きたそうにしてるんですよ。

彼女も毎日ゲーセンに来るようになって、段々普通に話せるようになって、でも逆に異性として意識するようになって、うまく話せないという情けない状態。

で、一度、ゲーセンが閉店になって、さあ帰るかとなって、何故か分からないが、韓国人街に韓国料理を食べに一緒に行きました。24時間営業で白飯食べさせてくれるのは韓国レストランなんですね、その当時。

これをデートと呼んでいいんでしょうか。

何を話したのかも覚えてないけど、すっかり彼女に恋してました。彼女はどういうつもりだったのかは未だに分かりません。

意気地がなかった僕は、「ゲーム道に女は不要」とかの言い訳を探して、あえて彼女に辛く当たったり、無視したりして、そんなこんなしている間に彼女はゲーセンに来なくなりました。

僕もゲーセンに行かない時期があったりして、フェードアウトしてた。白人の女性を好きになるなんて経験は、最初アメリカに着いて寮のドアを開けてくれたイタリア人の女の子とこのパンク女だけでした。

電車とかで、どこかのパンク女がおっさんに向かって「何見てんだよ、ふざけんな」って喧嘩ふっかけてるのをみたりすると、「あーあの娘何やってんだろうな」と思い返したりしてました。

なんかね、結局、何が言いたかったのかというと、「僕はストリートファイター2というゲームが強かった」という事を言いたくてパンク女を出して来た感があるね、この「パンク女」シリーズ。

ただ、未だに「普通」に「人生勝ち組」系の女性には魅力を感じず、ちょっと紆余曲折した感のある女性に惹かれるのはこういう経験があったからだと思う。

たまにユニヴァにもぶっ壊れた女性が来て大騒ぎになる時もある。お店の事を考えて、お断りしたりするけど、心の底では「頑張れ」って思ってる。言わないけどね。

あの「パンク女」の思い出があるからだろうか。










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