2009年12月11日金曜日

重要!!ホットスタジオとアシュタンガスタジオ

こんにちは。ニシオです。


ぬぬっ。ブログが活性化しているような気がします。やっぱり毎日書かないといけないですね。ブログは。最近週一ペースでしたから。


コメントに書いていただいたんですけど、ホットヨガスタジオとアシュタンガヨガスタジオでは講師の生徒さんへのアプローチが違うような気がするという、鋭い観察を述べてあったので、いい機会なので、私の考察などを。以下。


ホットヨガの講師は、福岡で長年(10年〜20年)エアロビクスやヨガのインストラクターをスポーツクラブ各所でやってきた講師陣が核であります。アシュタンガヨガの講師は、毎朝練習を長い人で6年位、短い人でも3年位続けてきた講師陣で形成されています。


私も生徒さんへのアプローチが2つのスタジオの講師で違うと思います。又、それはそれでいいと思いますし、皆さんも「統一しないのはおかしいんじゃないか」という意見はお持ちではないでしょう。っていうか、それでいいんじゃないかと思っています。それぞれのスタジオの講師のバックグラウンドを考えるとそれが自然だと思いますし、あまり難しくは考えていないというのが本音かな。


ホットヨガ講師について、まず書きますと、やはり彼らは教えるプロであり、エンターテイナーです。大手フィットネスクラブ等で長年やってきた実績を私は買ってます。若いイントラがどんどん出て来る世界です。野球と一緒です。年俸が高いベテランと年俸が安い若手だったら同じ集客力ならどこでも若い人材を採用します。


そんな中、たくさんのイントラが途中で仕事がもらえず引退していく中で彼らは現役です。芸があるから生き残るばあさん芸者みたいなものです。例えは適切かどうか分かりませんが、分かり易くいうとそういう事です。旦那衆は若い芸者ばっかりお座敷に呼ぶけど、呼ばれてないのに出て来て旦那の前で踊ってみせて拍手喝采みたいな。若いというのが武器の新人芸者では絶対出来ない芸がある。だから生き残る。そういう世界で生き残ってきたインストラクターがユニヴァのホットヨガスタジオの講師陣です。


大手フィットネスクラブの査定は凄い基準があって、「お客から苦情があった場合の対処の仕方」が上手下手まで査定基準になってます。彼らは、そういう世界でやって来たのですから、生徒さんに対して「お客様」として対処するという雰囲気があるというのはそういう事でしょう。


ユニヴァの財産です。正直、いわゆる通常のヨガインストラクターでは絶対勝ち目ない。(勝ち負けねえけど、比喩ね)彼らの教える技術の前では。自信を持って言えます。ヨガを2、3年やってインド行って箔をつけて、「私ヨガインストラクターです」という世界と違います。それはそれでいいです。はじまりはみんなそうですから。ユニヴァの講師にも新人も数名おります。そういう新人を育成していくのも必要ですから。


ただ10年、20年のインストラクターとして勝ち上がって来た実績にリスペクトを払いつつ、長年の蓄積だけでなく、常に新しい自分である事を求めたいですね。技術だけでレッスンやって欲しくないです。そういうのも技術プラス愛情があるから人気講師としてやってきたのは分かっているのですが、そういう所は見てます。


一方、アシュタンガヨガスタジオの講師についてですが、彼らは練習生です。教えていても彼ら自身が練習生という意識が高いです。毎朝6時にユニヴァのスタジオに来て、2時間自分の練習をみっちりやる。雨の日も風の日も、暑い日も、寒い日も週6日毎朝です。


私がアシュタンガヨガというヨガに惹かれたのは、そのプログラム内容ももちろんですが、そういう朝からの練習が必須であるというのに注目しました。もちろん毎朝練習してない人でもアシュタンガヨガを教えれます。ただ、ユニヴァのレッスンは高いですから、しかもホットヨガと違って常温で、ガス代、タオル代などコストが割安なのに、ホットと同じ金額を頂いてます。その圧倒的な証拠が必要だと私は感じています。講師陣は自分の練習の為と思って朝から練習していますが、私はそこをお金を頂く圧倒的な証拠として見ています。


誰でもヨガ講師になれます。正直言って。でも中々みなさんシビアに見てますから、お金をいただくのは難しいです。やさしい先生だから、雰囲気が好みだから、色々とあると思います。すごい難解なポーズを安々とやってみせるから。そういうのはあまり僕は見ていません。ただ、毎朝練習を続けているかどうか。生徒さんには無理だと思うものを日常続けていかないとヨガアサナのレッスンでお金はいただけないというか、お金を永続的にいただけないと判断しているからです。私達はこれだけやって、みなさんをレッスンに迎えているのですよという明らかな証拠がありますから、ユニヴァはお金を堂々と皆さんから頂戴します。


ヨガらしくない見方かもしれませんが、真実だと思っています。


生涯練習生と位置づけている人達が教えるヨガですから、生徒さんをお客さんという接し方ではないのも自然です。同じ練習生だからという感覚だと思います。ホットヨガ講師との意識の違いはそういう所でしょう。どっちがいいとか悪いとかはないというのは分かってくれると思います。


ただ、アシュタンガヨガ講師に苦言を呈するとすれば、ホットヨガの講師と違って、教えるという技術を磨く環境にない事。技術というよりプロという意識がたまに低くなってしまっているなと感じる時も確かにあります。ヨガというのはこういうものと勝手に解釈してしまって、お金を頂いてレッスンしているという気分が飛んでしまうような事があります。それを多分、コメント欄で指摘されているんだと私は感じています。


それは生徒さん1人1人に対する愛情がどれだけあるのか?という一点で注意深く見ていこうと思っています。


ユニヴァのホットヨガ講師、アシュタンガヨガ講師のどちらがいいかというのは、どちらもオーナーの僕はどちらのアプローチも好きです。ただ、生徒さんに対して愛情のあるレッスンをして欲しいと思っている。どちらもキャリアを磨いてきて、そういう愛情が欠落している講師が1人でもいると、ユニヴァの運営存続に関わってきますから。我々はチームで動いているという意識はもってもらいたい。商売とヨガ哲学というのが相容れないのは私も承知しております。


私は商売でヨガをやってます。とはっきり誰に対しても言います。人の琴線に触れない言い方をあえて使うのは、本当にお金を頂いていいんだろうか?というせめぎ合いが僕の中であるという、いい状態だからと自分で思っています。


ただ気付いていないだけで、世の中の99%のヨガインストラクターは、否が応でもその商取引をしているでしょう。その商取引の最低限のルール(相手に愛情を持ち、値段の根拠をお見せする)というのを、おろそかにしてはいけないなと、今回コメントを頂きそう感じた次第です。


これを最後まで読んでくれた方、是非、前々回のエントリー「ヒカル・ワークショップ総括と来年のユニヴァまで」に寄せられた生徒さん達からのコメントを見て下さい。こういう真っ当な疑問がコメントとして上がって来るのは、本当にうれしい。


是非、ユニヴァ講師も読んで欲しい。客観的にユニヴァ講師の状態が書かれております。少しでも当てはまると感じた講師がいるなら、そのコメントを突破するヒントは僕が教えるなら、「愛情のあるレッスンの欠如」を「愛情のあるレッスンを展開する事」と言えるでしょう。この話は今月末の全体ミーティングで再確認します。


長くなりました。ありがとう。

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