それから、ふと秋元康と勝間和代の対談記事をウェブ上でみつけてしまい、「恋愛経済学」なる本を2011年ゴロに出していると。
早速買って読んでみました。amazonのレビューは批判の嵐でした。
もっとエンターテイメントとして読めばいいのに、クソ正直に読むと腹が立つのも分かる。
結婚は企業買収とそっくりである。女性は年齢と共に市場価値が下がって来る。人徳で人が集まったのでなく、金で集まっただけ。男性はひたすら年収で選ばれる。恋愛も経済も自由競争市場。男は「すごーい」に弱い。
この調子でがんがん、勝間節が唸る。
カツマーという熱狂的なファンがいるらしいが、確かに普通の人と見方、切り口が大きく違う。恋愛と経済を一緒に「〜学」におとしこむことができるってスゴい。
一番なるほどと思ったのが、「男性は種をばらまく為にヒエラルキーの頂点を目指す。女は頂点を目指した所で卵子をばらまける訳ではないので、自分の卵子が安全にくらせる場所を目指す」。
こういう発想はなかった。というか言われてなるほどという感じ。
男性と女性についての性格を分析してあるのだが、これは以前読んだ恋愛本、「the rules」と同じ位、なるほどと思った。
なんだかんだで、結構読んでる恋愛本。ってかこの2つくらいか。渡辺淳一とか(古い?)の男女論とか読むよりこの2冊がいいですね。
男性の気持が分からないという若い女性にはこの2冊をおすすめするけどな、おじさんは。男の気持をよく理解していると思う。
「何言ってるんだ〜こいつは!!」と思う所は多々あるけど、そこはエンターテイメント。面白いです。「結局女はキレイが勝ち」というとんでも本も出してるとか・・・
読んでみたいです。カツマーなんですかね、僕も。
the rulesも商売の本ですよ。いかに顧客に自分の商品が価値のあるものとして認知してもらうか?という話と一緒です。そういう目線でみるととても勉強になります。
下手な商売本なんかより全然役に立つ。
この勝間和代さんのまじめな本は読んだ事ないけど、もうおじさんなんだね。この人と林真理子はおじさん。
勝間&林 |
こんなコスプレ、恥じらいを知らないおじさんじゃないとできない。
おかまの逆バージョンでセンスはあるんだ。ファッションとかじゃなく、経済とか帝王学とか野心とか男くさいフレーズの世界のセンス。
本にも書いてあったけどサッチャーとか土井たか子とか「あがっちゃった」女性はいい政治家になるって。なんとなく分かる。女社長とかも、迫力ある人多いしね。
本でも、勝間和代はもちろん、林真理子とか塩野七生とか、女性でありながらも男性の本性を腹の底から理解している人達の本はとても好きで読む機会が多い。
気付きという点で多いからだと思う。知らない間に手に取ってる。
完全に女性目線だけで書いてある本は腹に落ちて来ないし、男性目線だけの本も、新しい発見・発想がない場合が多い。
洋服でもそうらしい。あの薬院のボンラパスの隣に高い女性の洋服屋があるでしょ。近所のマダムが子犬連れて優雅に試着しているようなブティック。
あそこのバイヤーは男性なんだって。社長が担当なんだろうけど、男性の目線で選ぶから普段自分じゃ絶対選ばないような「はっ」とさせる商品がたくさん並んでいる。
「こんなのもうもっているわ」なんてならない。女性目線で新鮮でセンスのいい洋服が置いてある。他にも福岡の高級ブティックは男性のバイヤーが多いとか。そっちの方が売れるとか。
おっさん化した女流作家の本を読む僕の心理と一緒だなとちょっと思いました。新鮮でセンスよく思える。完全に男性だけの目線じゃなく、そこにちゃんと女性の目線も入っているのがいい。
この恋愛経済学という本はとても新鮮というか、面白い所を突いている本だなと思いました。
「何言ってるんだ〜こいつは!!」と思う所は多々あるけど、そこはエンターテイメント。面白いです。「結局女はキレイが勝ち」というとんでも本も出してるとか・・・
読んでみたいです。カツマーなんですかね、僕も。
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