2009年4月22日水曜日

安い表現とは?

こんにちは。ニシオです。


先日、ちゃま先生のワークショップを受けてきました。僕の写真がちゃまぐに載っているよ。


ここ最近は朝6時には目覚めて、7時前にはスタジオに向かうという健康的な生活を送れている。朝ヨガを終えたら、犬の散歩で大濠公園までというパターン。朝ヨガ〜散歩終了まで2時間ちょっと。いい運動になっています。


週末は脚本を書いている。根が生意気だから、結構簡単にできると思っていたんですが、それを細部まで表すとなると結構難しい。ましてやそれを映像に落とすとなるとさらに難題だ。


先日の授業(映画のね)で、講師がおもしろい事を言っていた。「コンペに受かりたいという一心で、そのコンペに受かるための脚本を書いても審査する人達はそんなのはすぐに見抜くよ。自分がもっとも表現したい事を書きなさい」と言われました。


うまく書いてやろうという気持ちがあったので、ここでハッとしました。これって、カズコ先生からシャラート師が「オーサライズされたいとか、ポーズをもらいたいとかでヨガをやるな」と教えられた。という話と同じ。


僕はさ、ヨガの先生達には、日々の積み重ねを大事にしてください。なんて、偉そうな事を言っていたけど、自分は、いち早く認められたいとか、すぐに〜したいというような気持ちがあった。人の事は言えないね。


現代人というのは、近道を探す。アシュタンガヨガでも、きっといつかは、簡単に正式指導者の資格を出す団体が、インド本家とは別にできてくるだろう。ユニヴァのaスタジオでは、毎朝最低2年以上週6日のペースで朝練習をしている人以外からの講師の採用は絶対ないです。インド行ったとか、〜資格を持っているとか関係ありません。もちろんそういう経験は、あった方がいいですし、本人の自信にも繋がるでしょう。でも、ちゃんと毎日ヨガやっている人は、素人の僕が見ても、分かるから。「どうすれば、ユニヴァで教えれますか?」ってよく聞かれますけど。講師でも朝ヨガやらなくなったら、他の先生にレッスンを譲ってもらうようなシステムです。


逆に言うと、ちゃんと毎日練習している人は、大きく門戸を開いております。「ヨガってアサナじゃない」って言うけど、それは10年以上アサナの練習を毎日続けた人が言うセリフであって、ね。


僕も手っ取り早く、こういうのに応募して認められた方がいいじゃんと思っていたけど、それは結果であって、それを目的にして映画とかの制作に臨まないようにしたい。頭をなでられたいという気持ちは僕にでもあるさ。先生に褒められたらうれしいですよ。でも、純粋に後悔しないようにやって、結果は気にしないというか、結果に期待しないような心持ちで文章も書いて行きたいです。


なんの世界でも一緒なのかもしれない。浅いのは、その道を極めた人からはすぐに見破られる。


安い表現はするなって。これはなんか分かる。例えば、登場人物に安易に「チンピラやくざ」を登場させたりとか。ちらしとかでも安っぽいちらしがあるじゃないですか。それはそれでそういう人達を対象にしているんでいいんでしょうけど、映画ってお金払って観る訳ですから、安い表現はするなって事でしょうか。テレビは無料だからちんぴらやくざのオンパレードでも構わないが、安易に決めるなという事でしょうね、きっと。


でもさ、来ている生徒さんは、何が安っぽくて何を目指した方がいいのかというのは、分からないですよね。僕もその映画の講師から「安い表現はするな」って言われて、あ〜なるほどと思ったんですから。それをヨガに置き換えてみるとちょっと、もっとコテコテにユニヴァでは、こういう所が安くないんだというのを主張しないといけないのかもしれないとふと、考える。


まあ、安ければなんでもいい。って人には来てもらわなくてもいいかなって。←これはまた怒られるね。以前もこんな事書いて、お前の店は高すぎるって書き込みを頂いた事がある。アーメン。


ヨガだけじゃない。すべて、同じ。それがジレンマだったりするんだ。安っぽくても、多くの人の受けが良かったりするから。ちらしにも、「安さ爆発。ナンバーワン!」とか書いちゃう。抗しがたい魅力があるもん、ある、ある。


そこに葛藤があったりするんです。みんな経験あると思う。


どの世界でも一緒なんだな。

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